デジタル家電で炊事負担の軽減へ

  台所にDXの波ジワリ~炊飯データで残量管理 ◆タイガー魔法瓶が調査

「新生活に向けてIoT家電を取り入れ、家事のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を実現する。」今年3月にタイガー魔法瓶㈱(本社・大阪)がコロナ禍における家事・家電事情を調査した結果、IoT家電の第1位が「キッチン家電」だった。IoT家電は、インターネットに接続することで遠隔操作が可能な家電。コロナ禍でキッチン家電に対する巣ごもり消費が拡大し、家事負担を減らしているくれる話題の「ほったらかし調理器」も注目を浴びて新たな需要を生み出した。~いま炊飯器を中心とするキッチン家電の進化はどこまで進んでいるだろうか。各社がIoT家電を積極的に投入しており、炊飯器の進化も見逃せない。タイガー魔法瓶が今年1月に発売した「圧力IHジャー炊飯JPA-X100」の場合は、コメの銘柄やその状態に合わせて最適なプログラムで炊飯できる「銘柄炊飯」を搭載。アプリで炊飯プログラムをダウンロードすることで料亭のようにおいしさを最大限に引き出す工夫が施されている。