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🔶商経アドバイスの電子書籍「コメ取引と消費税 インボイス制度Q&A」を発売中です。今年10月に導入されたインボイス制度の概要を解説した上で、コメ取引の実際に照らし合わせる形で基礎編・事例編(インボイス・農協等特例など)・特例編(簡易課税など)に整理して178項目のQ&Aを掲載しています。
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2023年11月24日㈮ 最新号の見出し
1面/卸の5年産販売順調も仕入れ不安
「医食同源米」コンソーシアム始動
2面/数量追わず賢明な商売を(全米工)
中国・大連コメ先物市場1兆円に
3面/食品産業の27%が輸出「取り組み」
簡単に精米表示を作成「トキプリ」
4面/関東産B銘柄未検置場1万3400円
2023年11月20日㈪
1面/ふるい下発生3割減22万㌧どまり
長岡市が「環境」を前面に新認証米
2面/酷暑下で高温耐性新品種の1等9割
6年産酒米需要量8万2000~4000㌧
3面/龍の瞳「匠米」コンテスト金賞決定
田の売買価格が31年連続でダウン
4面/ニップンの通期売上高4000億円へ
全米販「おこめ券」40周年キャンぺ
5面/無病息災祈願しサトウ鏡餅出発式
6面/宮城ひとめ東京着1万4400円上昇
2023年11月16日㈭
1面/作況101に上昇も収穫量減661万㌧
9月末古米在庫56万㌧主産地中心
2面/リスク管理に先物市場有効(講演)
生産者在庫トップ北海道は695㌔
3面/米粉普及促進で食料自給率向上へ
つや姫・ななつぼしセール(埼玉)
4面/秋田こまち関東着1万5,200円続伸
2023年11月13日㈪
1面/全農の10月末持越米率8%に縮減
日米連が「ごはんマイスター」募集
2面/5年産集荷計画の3割が播種前契約
山形つや姫5年ぶりCM放映開始
3面/高温耐性品種の4年産作付16万㌶
銀座NAGANOで木島平産新米PR
4面/金芽米で大阪・田尻町と包括協定
おにぎりアクション投稿20万枚
5面/西村機械が高まる米粉需要に対応
6面/CR取引価格は前年比1~2割高
2023年11月13日
1㌽上昇で作況101「平年並み」も、収穫量9万1000㌧(1・4%)減に下方修正
(令和5年産米10月25日作柄概況)
農水省は10日、10月25日現在でみた令和5年産水稲の作柄・予想収穫量等を発表した。北・東日本を中心に多くのコメ産地が「史上最も厳しい猛暑」を経験した中、晩生・九州をはじめ西日本作柄が前回予測より向上。全国作況指数101に1㌽上昇し、5年連続「平年並み」がほぼ確定した。主食用予想収穫量は661万㌧、6年6月末民間在庫量は需給均衡ライン内とされる176万㌧で、さらなる在庫縮減が見込まれる。
農家ふるい目幅作況収量は九州など主に西日本で前回より増加したが、収穫量にかかわる1・70㍉収量は北日本と関東・東海・中国などで減少したため、作況指数アップと収穫量ダウンが同時に起こった。収穫量の前年差は前回7万7000㌧(1・1%)減から9万1000㌧(1・4%)減へと1万4000㌧も下方修正された。
なお1・70㍉ベースでは100を切る「99」相当に。農家ふるい目幅作況と1・70㍉作況が2㌽も離れるのは極めて異例だ。
北海道104、関東・東山102の両地域だけが豊作「やや良」。高温渇水・フェーン・高夜温など猛暑の影響を強く受けた北陸が97「やや不良」となり、全国唯一の不作地域となった。東北は101「平年並み」。東海以西はすべて平年作となった。
ただし西日本の農業地域作況は近畿・四国が前回比1㌽、九州は99→101で2㌽アップ。西日本は6~7月前線大雨や日照不足の影響があったものの、その後の天候に恵まれ、作柄好転が顕著となった。
都道府県の作柄内訳は次の通り。▽「やや良」=18都道府県(前回13道県)=宮城105、北海道・岩手・栃木・熊本104等▽「平年並み」22府県(同24都府県)▽「やや不良」7県(同10府県)=新潟・鳥取95、愛知96、秋田・滋賀97等。豊作県が増え、平年作~不作県が減少した。
北・東日本作況は前回並み~指数低下が目立ったが、西日本は前回並み~指数上昇が多く、近畿以西23府県中15府県がアップ。とくに九州では熊本が4㌽、5県が2~3㌽アップし、九州7県中3県(熊本104、佐賀103、長崎102)が豊作産地に転じた。
全国作柄は「豊作寄りの平年作」となったが、収穫量は下振れし、需給は均衡局面からもう一段引き締まる可能性もあるほか、価格上昇に伴うコメ需要減、先の市況折り返しにも要注意といえる。
10月25日現在作柄概況に基づき、本紙が主食用ベースで試算した作況ふるい下玄米(1・70㍉上~作況ふるい下=都道府県別)の発生量は前年比9万㌧(3割)少なく、全国22万㌧にとどまる見込み。減少幅は前回より拡大した。
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