新聞見出し
2021年2月25日
1面/主食用作付け転換を強化(新潟県)
MA米の安定供給に力(全国味噌)
3面/農産物検査5項目に対応(ケツト)
「神戸子ども宅食PJ」実証試験
4面/関東コシ下値売り置場1万1600円
2021年2月22日
2面/1月相対価格、前年比で2000円安も
第2回買入入札、4業者が1483㌧落札
3面/富富富1万㌧へ富山県が新戦略案
JAたじまが持続可能農業大臣賞
4面/木徳売上高1076億円、業務用苦戦
全米販おこめ券、加工食品も対象
5面/国産長粒種100%「お米のケーキ」
ニップンが家庭調理向け商品強化
6面/神明HDが㈱ショクブン子会社化
ニューストピックス 2021年1月22日
検査検討会で農水省が機械鑑定の新規格9項目案示す
農水省は20日に第5回「農産物検査規格・米穀の取引に関する検討会」を開き、「機械鑑定を前提とした農産物検査規格の策定について」素案を提示した。穀粒判別器による機械測定を前提として新たな検査規格を策定するもので、現行の目視による検査規格と同列に位置づける。対象は水稲うるち玄米。検査結果は現行規格1~3等の等級ではなく、測定した数値で示す。穀粒判別器の性能確認は民間の検査機関が行うが、その態勢が整うまで3~5年程度は国が行う方針にある。
新たに設定する検査規格は、①容積重②水分③白未熟粒④死米⑤着色粒⑥胴割粒⑦砕粒⑧異種穀粒⑨異物――の9項目。異種穀粒など機械測定が困難な項目は、目視による鑑定も行う。基本的には9項目すべてを証明する方針だ。技術的な課題を克服するため、専門家による「機会鑑定に係る技術検討チーム」を設置して令和3年以内に検討し、その結果を踏まえて農産物規格規定の改正を行う。
一方で検査結果は令和3年産から、現行の検査も含めて検査証明書に文字で記載されるだけでなく、農水省の共通申請システムを活用してID番号、QRコード、ICタグからスマホなどの端末で証明事項を表示・活用できるようにする。さらに5年産からは、農業データ連携基盤を活用してコメ卸などが検査結果を確認できる仕組みを構築する計画だ。
第5回会合では、このほかサンプリング方法の見直し、スマートフードチェーンとこれを活用したJAS規格の制定についても農水省案が提示され、意見交換を通じて委員からはおおむねの賛同を得た。農水省は2月予定の次回会合で留意事項を検討し、結論を得たい考えにある。