需要減少で豪州SBS申込みゼロ

 TPP11に基づく豪州産特別枠の令和3年度第3回売買同時入札(SBS)が7月27日に実施されたが、申し込みが入らなかった。翌28日の再入札は不落札分が対象となるため、行われていない。第2回は1040㌧の契約を予定していたが、落札ゼロで決定した。5月25~26日の第1回も20㌧の落札にとどまり、コロナ禍による業務需要減退で国産米の消化が進まない中、業務用市場が主戦場となる外国産米への引き合い冷え込んだままだ・・・


高知で新米検査開始 シラタ混じり2等主体

 3年産米検査が、7月23日から高知市、南国市の各所で始まった。今年は長かった梅雨の影響でイモチ病が発生し、シラタが散見される。JA高知県南支所では26日までに、南国そだち約3000袋を検査しており、3割強が1等だった・・・


㈱ヤマタネが「プライム市場」選択

 東京の大手コメ卸・㈱ヤマタネ(山崎元裕社長)は、㈱東京証券取引所から「新上場区分における上場維持規準への適合状況に関する一次判定結果について」を7月9日付で受領し、上場維持規準に適合していることを確認。16日に開いた取締役会でプライム市場を選択することを決議したと発表した。プライム市場は、来年4月に東京証券取引所に新たに設けられる市場区分で、中堅企業向けの「スタンダード」、成長企業向けの「グロース」と異なり、グローバル企業向けの最も厳しい上場規準による市場・・・